「壮年」「中年」という言葉
こんばんはです。
お盆で休みといっても、家に旦那がいるくらいで全く変わりのない霧内です。
しかも、旦那ほっぽって夕方までグーグー寝てましたからね……。
それで文句言わない旦那様々です。
さて。
今回、ひとつ学習いたしました。
「壮年」「中年」という言葉は安易に使ってはならないと!!
「壮年」なんですが。
伝統的区分(weblioより)と厚労省の区分では、30~44歳まで。
一方、手持ちの辞書(三省堂国語辞典第七版)ではおよそ40代から50代。
手持ちの簡易電子辞書(国語)一般に30代後半から50代。
(↑明鏡国語辞典MX)
手持ちの類語辞典 40歳から50歳ごろ。
(↑学研 用例でわかる類語辞典改訂第2版)
はい、すでに齟齬が出ております。
さらに、コトバンクによると壮年期は、
研究者にもよるが20~25歳頃から60~65歳頃をさす。
……とあります。
「中年」については、
厚労省の区分は45歳から65歳?←ウィキペディア調べのため。
weblioでは30歳前後から50代後半まで。〝壮年〟。
手持ちの辞書 40歳くらいから50歳の半ばくらいまで。
(↑三省堂国語辞典第七版)
手持ちの簡易電子辞書 (類語)4,50歳前後の年頃。
(↑角川類語新語辞典.S)
同じく国語辞書 ふつう40代から50代後半辺りまでをいう。〝壮年〟
(↑明鏡国語辞典MX)
あ、同じ辞書がないのは、明確に年齢について記載があったものだけあげているからです。
同じ三省堂の辞書ですら、区分が違う。
さらには「中年」=「壮年」との記述も。
ええ、既に訳が分からなくなってきております。
さて、問題です。
「50代後半男性」を「壮年の男性」と記述するのは間違いなのか……?
厚労省や伝統的区分だとアウトですが、辞書的にはセーフ……?
反対に「中年」にすると辞書によってはアウトのものもある。
いや、「中年」=「壮年」ならセーフ……?
もう完全に迷宮ですよ!!
なので安易に、「壮年」「中年」という表現は使わないと固く肝に銘じました。
できるだけ年齢ズバリ(50代後半と思われる男性とか)か、容姿描写でなんとかします。
ほんとこれ、物書きの皆様は気をつけた方がいいですよ。
「50代後半男性」を私は辞書を引いて「40~50歳代」でOKを出したんですが、厚労省区分を出してこられるとこっちが正しいとも押し通せず……。
そしてイケオジのイメージだからできるだけ中年と使いたくなく……。
ええ、大変苦労いたしました。
日本語、ムズカシイ。
↑なぜかカタコト。