『ハロウィンは眼鏡の吸血鬼にご用心』
恋愛・大人の恋愛 短編19ページ 眼鏡
夏が終わりに近付き、店頭をカボチャや魔女が賑わい出すと気が重くなっていく。
私の勤める会社はおもちゃメーカーで、ハロウィンは会社を挙げてパーティだ。
当然、全員仮装。
掃除のおばちゃんから社長、会長はもちろん、来社したお客様まで。
そういうことを知らずに入社した私は馴染めず、仮装をやらなくて課長に怒られた。
そんな私を庇ったのは教育係の滝さん。
滝さんがそのとき私に付けた、猫耳カチューシャはいまでも持ってる。
もうすぐ、今年もハロウィン。
はぁっ、やっぱり気が重い……。
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2016/10/22公開
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メガネ萌え2016-2017
参加作品